日本共産党

2004年2月6日(金)「しんぶん赤旗」

反戦の灯燃える

派兵中止するまで 人、人、人 感動した

ピース・キャンドルナイト


 「家族に自衛隊員を帰せ」。東京・新宿区の防衛庁前に響くシュプレヒコール。赤、青、黄の灯(ひ)がゆれます。弁護士たちが呼びかけた「イラク派兵STOP 防衛庁を平和の灯火で包囲する行動」は五日、思い思いのパフォーマンスで反戦平和と自衛隊派兵中止を訴えました。

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 明治公園から防衛庁まで歩いた男子学生は集会やデモに参加するのは初めて。「大学受験が終わり、前から何か自分の意思を示したいと思ってきました。イラク派兵反対の同じ気持ちの人がたくさんいて感動しました」と興奮した様子で話します。「国連を中心にした支援をイラクにはすべきだ」といいます。

 「ロウソクでは風で消えてしまう」とランタン四十個とちょうちん二十個に「派兵やめよ」と書いて参加した通信産業労働組合員。「不当な遠距離配転で山形市から東京へ単身赴任です。生活守るためにも要は平和があってこそ。自衛隊の派兵強行は暴挙。絶対に許せない」といいます。

 ケミカルライト六十本を持って参加した若い女性。「若い人たちが参加しやすいようにと考えて持ってきました。法律事務所で働いていますが、侵略戦争の反省にたって憲法ができた。きちっと憲法を守らなければならないのに、絶対に許せません。法律に携わる仕事をしているものとして今行動するとき」と行進しました。

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 参加者は地方からも。群馬県からきた青年は、「森住卓さんに講演してもらいましたが、劣化ウラン弾による放射能被害の話をしていました。自衛隊員も被害を受ける。派兵を中止して戻らせるまで頑張ります」。一緒に参加した看護師は「自衛隊がイラクに行ったことで人を殺すたたかいになる。戦後初めての軍隊の海外派兵。認められない」といいます。

 赤マント姿で参加者にキャンドルを手渡すのは、出版関係の仕事をする女性。「数の力で派兵を強行するなんて許せません。職場には心の底で派兵反対の人は多い。勇気を持って大っぴらに言えるたたかいを職場で起こせるようにしたい」と語っていました。


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