日本共産党

2004年1月23日(金)「しんぶん赤旗」

イラクに行くな 響く唱和

名古屋空港


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イラク派兵反対の抗議のなか、航空自衛隊派兵本隊を乗せ出発する政府専用機。左は予備機=22日、愛知・名古屋空港

 小牧基地からイラクへ派兵される航空自衛隊の本隊が出発した二十二日午後、名古屋空港南の公園でイラク派兵反対を訴える緊急の抗議集会が開かれました。愛知の安保破棄諸要求貫徹実行委員会の主催で、日本共産党や平和委員会などの約百人が、隊員を乗せた政府専用機に向けて「憲法違反のイラク派兵やめよ」「自衛隊はイラクに行くな」と繰り返し唱和しました。

 たまたま飛行機を見に来たという名古屋市南区の杉原誠さん(22)は「大地震で大変なことになっている国とかに助けに行くというなら良いと思うけど。今度のは違うと思う。まして行った先でテロ攻撃に狙われたりするんじゃね」と話していました。また春日井市の藤井礼子さん(67)は「終戦時には国民学校の三年生でした。戦後の食糧難やインフレで親は私を育てるのに苦労した。イラクではいま、五十九年前の日本と同じ状況だと思う。自衛隊派遣の費用をイラクの子どもたちに回してほしい」と実感を込めて話していました。

 安保破棄実行委ではC130輸送機が出発する二十六日にも抗議集会を開くことにしています。


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