2004年1月21日(水)「しんぶん赤旗」
しんぶん赤旗主催のプロ将棋棋戦、第三十五期新人王戦(昨年十一月から今年十一月まで)は激戦が進み、二十日までに一回戦全九戦が終了、まもなく二回戦に入ります。
一回戦ではトーナメント表のとおり、女流棋士、奨励会三段、赤旗名人が上位棋士につぎつぎ勝利するかつてない大活躍をしています。将棋界やファンの間で大きな話題となり、将棋界に新しい活気をもたらしています。
一回戦で勝った女流棋士は、清水市代女流王位、石橋幸緒女流三段の二人。とくに石橋三段は男性棋士との公式戦十二戦目での初勝利です。
三段では出場した六人のうち戸辺誠、堀尾博洋、阪口悟、菊地裕太の四人が四段棋士に勝ちました。
昨秋のアマチュア棋戦・第四十一回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)で二年連続優勝した村田登亀雄赤旗名人は、昨年に引き続き一回戦で勝利を収めました。
二回戦では、いよいよ田村康介新人王、松尾歩第三十二期新人王、山(山へんに竒)隆之第三十一期新人王、羽生善治王座と二勝三敗と大善戦して注目を集めた渡辺明五段、堀口一史座元朝日選手権者、前期準優勝の行方尚史六段らが登場します。
熱戦の模様は本紙・将棋欄で連載中で、日曜版「手どころ勝負どころ」でも伝えます。
![]() |