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2024年10月19日(土)

対話こそ政治 「価値観変わった」という人も

「人間の自由」語り 共産党躍進めざす

埼玉7区候補 佐藤かずまさん(33)

 「『失われた30年』を変えるチャンスの選挙です。日本共産党を伸ばして、国民のための政治を取り戻しましょう」―小選挙区埼玉7区から立候補した佐藤かずまさん(33)は訴えます。「人間の自由」を全面に語り、比例での共産党躍進と小選挙区での勝利を勝ち取りたい思いを聞きました。(鈴木平人)


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(写真)有権者と対話する佐藤かずま・埼玉7区候補

 埼玉西部地区委員会の副委員長になって3年目。支部の人たちと一緒に地域を回り、「赤旗」購読や入党を呼びかける日々です。「共産党の訴えはまだまだ知られていない。姿を見せて働きかけることはもっともっと必要です」と語ります。

 街頭対話で、相手の要求や関心に合わせて共産党の考え方や政策を語ると、「価値観が変わった」と言ってくれた人もいました。「初めて会って話した人が、短い対話の中でどんどん変わる。対話こそ政治だと、これまでの経験から学びました」

医療の現場で

 政治を意識するようになったのは、大学を卒業し医療事務として働いていた頃。医者の往診に付き添い、さまざまな患者の暮らしぶりを見てきました。「つましい暮らしの中で、生きるための固定費として医療費がかかり、生活を圧迫している。現場の対応だけでは限界があると感じていました」

 そんな葛藤を抱えていた折、誘いを受けて共産党の専従職員として政治に関わることを決意。その後、高校生の頃から活動していた日本民主青年同盟(民青)の県委員長に就きました。「街頭でも班会でも、とにかく対話を繰り返していた」と振り返ります。

 印象深いのは、コロナ禍での食料支援で対話になった学生です。「親からの仕送りも減り、飲食店でのアルバイトとは別にガールズバーで働き始めました。親には絶対言えません」との言葉が忘れられません。「こうした実態を行政はつかめていない。全国の仲間と要請行動も繰り返し、一部だが給付型奨学金も実現させたが、よく話をしないと見えてこない現実がある」と語ります。

自分の言葉で

 共産党の地区副委員長として、仕事・介護・子育てで支部会議に参加できない真ん中世代の声を、月1回のリモート交流会で聞いてきました。「忙しい中でも活動に加わっている実感が持てるよう、学びと交流を重視してきました。交流会での学びが生き、選挙活動に参加してくれる人もいます」

 こうした経験も生かし、選挙戦では「自由」の問題を自分の言葉で語っています。「共産主義社会では自由も発展もないという人もいますが、一人ひとりの自由と学び、成長を保障することで、社会全体も発展するというのがもともとの私たちの立場です。それを政策と一緒に全面的に語れるようになった。こんなに楽しいことはありません。党の政策と『自由』を語り、北関東での比例2議席奪還に貢献したい」


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