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2023年8月27日(日)

全国一律最賃へ 運動

全労連・全国一般が大会

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(写真)あいさつする東中委員長=26日、静岡県熱海市

 全労連・全国一般労働組合の第35回定期大会が26日、静岡県内で始まりました。全員参加で経営分析を軸とした「たたかう提案型」の組合活動や最低賃金の全国一律制の実現、大軍拡を許さない運動などを交流し、方針の確立をめざします。

 あいさつで東中貢委員長は、広島・マツダ下請け会社での降格・パワハラ訴訟が最高裁で勝利したことや東京・美々卯争議での勝利和解を報告。「多くの争議が続いている。相互支援を強めよう」と訴えました。

 情勢について「6月の実質賃金は連続15カ月マイナスだが、最低賃金の目安や人事院勧告でも国の賃上げに本気度がない」と批判。「岸田政権は日本型『ジョブ型』や解雇の金銭解決の導入で、労働運動の弱体化を狙っている。学習と調査活動に旺盛に取り組み、前進していこう」と呼びかけました。

 菊地亮一書記長が運動方針案を提案し、「最低賃金と中小企業振興」の2大運動の学習・推進▽すべての活動でジェンダー平等を推進する▽平和を守るたたかい▽労働法制改悪阻止―などを提案。未組織労働者の「個人的なこと」に耳を傾け、自らの社会に対するモヤモヤを要求化する活動を呼びかけました。

 討論で福島の代表は、汚染水(アルプス処理水)の海洋放出中止を求める緊急署名が25万人分を超えたにもかかわらず、岸田政権は無視して放出したと批判。31日の官邸前抗議行動への参加を呼びかけました。

 日本共産党の吉良よし子参院議員が来賓あいさつしました。


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