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2023年8月17日(木)

京都府綾部・福知山 共産党が調査

台風7号 被災者“住み続けたい”

倉林氏、見舞い 支援制度紹介

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(写真)蔵などを押し流した流木や土砂の被害を調査する倉林議員(右)=16日、京都府綾部市篠田町

 日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は16日、台風7号による大雨で土砂崩れや浸水被害が発生した京都府綾部市と福知山市に入り、被災者を見舞いながら、被害状況を調査しました。島田敬子府議団長、成宮真理子、田中富士子・両府議、山内健・京都5区国政委員長、井田佳代子、塚崎泰史・両綾部市議、吉見純男、中村初代・両福知山市議が同行しました。

 綾部市物部町下市では、犀川(さいがわ)が溢水(いっすい)し、床上6軒、床下21軒の浸水被害を受けました。同地域は5年前の西日本豪雨でも犀川があふれ浸水被害に遭いました。

 泥出しなどの作業をしていた男性(69)は「5年前と違い、川の様子を確認する間もなく一気にあふれた。5年前の被害の後はバラス(砂利)を敷いただけ。府は本腰を入れて越水対策をしてもらわなければ、ここに住んでいけない」と語りました。

 70代の女性は「午前1時ごろに目が覚めると水びたしになっていた。あっという間でびっくりした」と話しました。

 土砂や大木が流れ込み、蔵や車庫が押し流された綾部市篠田町。被害を受けた男性(75)は「夜中にガーガーといいだして、山がダーッと崩れてきた」と被災時を振り返りつつ、「今後は、線状降水帯など異常気象を想定した地域づくりが必要」と述べました。

 倉林議員は被災者らにねぎらいの声をかけ、支援制度を紹介。「大規模な崩落が起こるなど、災害の様相が大きく変わってきている。気候危機の対策ともセットで災害対策が求められる」と語りました。


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