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2023年8月17日(木)

前例ない女性の権利攻撃

UNウィメン タリバン批判

 【ワシントン=島田峰隆】国連女性機関「UNウィメン」のバホウス事務局長は15日、イスラム組織タリバンがアフガニスタンで実権を握ってから2年にあたって声明を発表し、「タリバンは女性と少女の権利に前例のない攻撃を加えている」と厳しく非難しました。また国際社会に対してあらゆる形でアフガン女性を支援するよう呼び掛けました。

 バホウス氏は、今年初めにアフガンを訪れた国連代表団が女性たちから聞いた話を振り返り、「タリバンは女性への大規模な抑圧に基づく制度をつくった」と指摘。タリバンの行為は「人類全体への害悪」だとし、「われわれは受け入れてはならない」と強調しました。

 バホウス氏は、抑圧下でもアフガンの女性は声を上げ、女性の組織を運営するなどしてたたかっていると指摘。UNウィメンのアフガン女性への「揺るぎない支持」を表明し、「国際社会にはあらゆる圧力をタリバンにかけ続けるよう求める」と訴えました。

 タリバンに対しては、自らの行為がアフガンの現在と未来に及ぼす損失について考えるよう促しました。


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