2023年7月28日(金)

休戦協定７０年　国連総長声明

朝鮮半島非核化へ外交強化を

　国連のグテレス事務総長は、朝鮮戦争（１９５０～５３年）の休戦協定締結から２７日で７０年となることに合わせ声明を発表し、朝鮮半島の非核化に向けた「外交を強化する必要がある」と強調しました。

　グテレス氏は声明で「朝鮮半島は分断されたままだ」とし、核のリスクの拡大、国際規範への尊重が弱まるなど地域の緊張が高まっていると指摘。当事者に対し、「定期的な外交を再開し、対話につなげるよう求める」と述べました。

　さらに、「われわれの目標は明確だ」と強調。「持続的な平和と朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化だ」と述べました。

　また新型コロナウイルスの感染拡大を受け封鎖されていた国境が開かれ、人道支援にあたる国連職員が平壌に戻ることを許されるよう期待していると表明。「国連は、すべての人が平和、繁栄、人権を享受できる朝鮮半島の実現に向けて努力する人々の揺るぎないパートナーだ」と締めくくりました。