2023年7月8日(土)
真の均等待遇実現しよう
郵政ユニオン全国大会 組織の強化も
![]() (写真)郵政産業労働者ユニオンの全国大会であいさつする日巻委員長=7日、東京都豊島区 |
郵政産業労働者ユニオンは7日、「処遇引き下げ阻止、真の均等待遇を実現させよう」「大軍拡ストップ、平和憲法を守ろう」「組織の強化・拡大を勝ち取ろう」のスローガンを掲げて、東京都内で全国大会を開きました。
あいさつした日巻直映委員長は、春闘で日本郵政グループは8年連続のベアゼロを回避したものの、正社員の夏期冬期休暇を計4日削減して生み出した財源による「賃金改善」だと告発。正社員の処遇を引き下げて低い処遇の非正規社員と合わせる会社側の提案は、「最高裁判決の趣旨、同一労働同一賃金の流れに逆行し、到底認められない」と強調しました。すべての社員に夏期冬期休暇を3日ずつ付与することこそ真の格差是正につながるとして、最高裁判決を勝ち取った労組としてたたかい抜く決意を表明しました。
また、自公と維新、国民民主の4党が改憲への動きを活発化させ「戦争する国」へ突き進もうとしていると批判。市民・労働者と立憲野党が一致点で手を結び、政治を変えようと呼びかけました。
運動方針として▽郵政公共サービスを守る▽非正規社員の待遇改善▽大幅増員▽反戦平和▽原発ゼロ―などを提起。討論で、「格差是正を悪用する会社の対応に怒りを感じる」「非正規と共に一般職の正社員の処遇改善も求めてほしい」などの発言がありました。
全労連の秋山正臣副議長、全労協の渡辺洋議長、日本共産党の宮本岳志衆院議員が来賓あいさつしました。









