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2023年7月8日(土)

マイナ保険証 地方から懸念

岩手県議会が中止要求

県レベル初の意見書

 岩手県議会は7日の最終本会議で、健康保険証廃止の中止等を求める意見書を日本共産党などの賛成多数で可決しました。自民党と公明党、いわて県民クラブが反対しました。

 都道府県議会レベルで保険証廃止の中止を求める意見書可決は全国で初めてです。

 意見書は、県保険医協会調査では高齢者施設の9割以上が「利用者のマイナンバーカードの管理ができない」と回答したと指摘。保険証廃止は「国民皆保険制度の根幹を破壊する重大問題に発展しかねず、政府の冷静な判断が求められている」と批判しています。保険証を持てず、保険診療を受けられない人が出ないように、保険証廃止とマイナンバーカードへの一体化は中止を含めて見直すべきだと強調しています。

 意見書可決は岩手社保協、県保険医協会など10団体が提出していた請願の一部採択を受けたものです。

 県議会は同日、LGBT理解増進法の改正を求める意見書も共産党などの賛成多数で可決。意見書は、同法が性的指向や性自認に関する取り組みを阻害しないように改正することを要望しています。

 意見書可決は、日本民主青年同盟県委員会、新日本婦人の会県本部、多様な生き方の選択・実現をめざす「いわてレインボーマーチ」が提出した請願の採択に基づくものです。


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