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2022年12月11日(日)

自民本部前「差別やめろ」

市民が杉田政務官更迭訴え

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(写真)「差別発言を繰り返す、杉田水脈氏の更迭を」と訴える人たち=10日、東京都千代田区

 LGBTQ+や女性、性暴力被害者やアイヌ民族などあらゆる人たちに対して差別発言を繰り返す杉田水脈総務政務官の更迭を求める緊急抗議が10日、自民党本部前で行われました。市民有志の呼びかけで約120人(主催者発表)が集まり、「差別をやめろ」とコールしました。

 抗議を呼びかけた共同発起人のワインさんは、杉田氏の発言によって恐怖を感じる人がいることが許せないと強調。同時に、そうした発言や行動を許容しているとしか受け取れない自民党にも責任があると述べ、「あらゆる人が連帯して、差別を許さない意思を表明しましょう」。

 女性差別撤廃条約実現アクション共同代表の柚木康子さんは、杉田氏が国会で差別発言について追及され、「差別をしたかのように伝わってしまった」と答弁したと批判。「誰が聞いても、明確に差別です」

 「個人として参加した、ゲイの当事者です」と話した編集者・ライターの山縣真矢さんは、杉田氏が2018年にLGBTQ+は「生産性がない」と月刊誌に書いてから4年が過ぎたが、「同氏は学ぶことも謝罪することもしない。諦めず、これからも声をあげ続けよう」と語りました。

 千葉県市川市から参加した女性(26)は、「女性やマイノリティーを差別する人が、政治の重要なポジションにいることに危機感があります。すぐ辞めてほしい」と話しました。

 日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組の国会議員が参加し、共産党からは宮本岳志衆院議員、伊藤岳参院議員があいさつしました。


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