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2022年11月18日(金)

総務相の資格はない

公選法違反疑惑 宮本岳志氏が追及

衆院総務委

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=17日、衆院総務委

 日本共産党の宮本岳志議員は17日の衆院総務委員会で、寺田稔総務相が支出しなければならない選挙運動費用を「寺田稔・竹原後援会」が支出していた公職選挙法違反の疑惑を追及しました。

 同疑惑について、寺田総務相は16日の参院倫理選挙特別委員会で「支払先の口座番号を把握している竹原後援会がその口座を用いて取り次いだ。財源は私の自己資金」と述べ、竹原後援会の事務担当者にあらかじめ自身の資金を渡していたと答弁しています。

 宮本氏は「選挙運動費用を後援会の名で払えば違法だ。後から理屈を考えているとしか思えない」と主張。竹原後援会をめぐる政治資金疑惑に関し、寺田氏が「別団体で収支報告をチェックする立場にない」などの弁明を繰り返しながら、今度は「迅速な支払いが行える」からとの理由で竹原後援会経由で選挙費用を支払ったなどと答弁している矛盾を突き、「竹原後援会は大臣の管理下にあるのか」とただしました。

 寺田総務相は「取り次ぎを行ったことと竹原後援会との関係には影響はない」などと開き直りました。宮本氏は、後援会の事務担当者に支払いを承諾した文書の提出を要求。寺田総務相は「OKサインが出れば提出する」と答えました。

 宮本氏は、寺田総務相が昨年の衆院選で地方議員らに違法に報酬を支払った疑惑も追及。政治資金規正法、公選法の所管大臣でありながら、数々の疑惑に苦しい言い逃れを重ねる寺田氏に「総務相を務める資格はない」と辞任を迫りました。


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