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2022年11月4日(金)

大軍拡 平和を押しつぶす

憲法公布記念日 全国で行動

国会前4200人

写真

(写真)スピーチに聞き入る憲法大行動の参加者=3日、国会正門前

 憲法を生かした政治を求めて憲法公布記念日の3日、全国で行動が取り組まれました。東京では、国会を包囲するように4200人(主催者発表)が集まり、野党の国会議員と一緒に岸田政権による大軍拡や改憲の動きに抗議。「武力で平和はつくれない」とアピールしました。主催は、総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクションです。

 「改憲NO!」「軍拡反対!」と書かれたプラカードが並ぶ国会正門前で、総がかり行動実行委共同代表の藤本泰成さん(戦争をさせない1000人委員会)が主催者あいさつ。北朝鮮がミサイル発射を繰り返す一方で、岸田政権は軍事的緊張をあおりながら軍事費2倍化や「敵基地攻撃能力」の保有を狙っていると指摘。「私たちの安全は、武力では保障されません」と訴えました。

 弁護士や大学教授など、市民がスピーチ。落語家の古今亭菊千代さんは、先の戦争で「国策落語」がつくられたと指摘。「決して面白いものではなく、腹立たしい内容もあります。芸人は、笑いのなかで平和を考えていかないといけない」と述べ、憲法の良さを語っていこうと話しました。

 日本共産党の田村智子副委員長・参院議員、立憲民主党の水岡俊一参院議員会長、社民党の福島瑞穂党首、れいわ新選組の櫛渕万里副幹事長があいさつ。「沖縄の風」の伊波洋一参院議員からのメッセージが紹介されました。田村氏は、安保法制のもとでの「敵基地攻撃能力」がいかに危険か指摘し、憲法9条を生かした平和外交を今こそと強調。「暮らしも平和も押しつぶす大軍拡と安保法制を終わらせるため、共同の輪を広げよう」と語りました。

 神奈川県大和市から参加した女性(69)は「9条を守るため、地元で声を上げ続けます」と話しました。

 (田村副委員長のスピーチ)


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