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2022年9月13日(火)

沖縄知事選勝利

辺野古 決意新た

新基地ノー“民意示した”

 「民意は示された。新基地建設反対だ。われわれは負けないぞ」。沖縄県知事選で玉城デニー氏の再選から一夜明けた12日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で市民が座り込みをし、新基地建設を阻止する決意を固め合いました。


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(写真)ゲートを通過するダンプカーに「民意は示されたよ。止まってください」と抗議する市民=12日、沖縄県名護市辺野古

 強い日差しの中、約10人の市民が「民意は示された!」「沖縄を再び戦場にさせない」などと書かれたプラカードを掲げ、ゲート前で座り込みをしました。市民らは「岸田政権は新基地建設を続けるだろうが、屈することなく頑張ろう」と強調しました。

 新基地建設反対を掲げたデニー知事が、建設推進を容認する佐喜真淳氏に圧勝したにもかかわらず、その翌日から政府は民意を無視して工事を強行しました。市民の抗議も無視して午前中にダンプカー41台とクレーン2台がゲートを通過。市民は「運転手さん、民意は示されたよ。止まってください」などと訴えました。

 男性(69)=名護市=は、新基地建設反対の民意が県知事選で示された翌日に工事を強行することについて「憤りしかない」と語気を強めます。「デニー知事の勝利は本当にうれしかった。相手候補が辺野古容認を表明する中で大差をつけて勝利した意義は大きい。これからもデニー知事を支え、座り込みなどを頑張りたい」と語りました。

 8年以上座り込みを続ける女性(82)=金武町=は「最近は新基地建設阻止が先か、天国に行くのが先か考えてしまうが、最後まであきらめない」と語ります。「沖縄だけでは政府を動かせないかもしれない。全国の皆さんに沖縄の選挙の結果を受け止めて、行動してほしい」と訴えました。


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