しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年9月28日(火)

きょうの潮流

 密閉、密集、密接、県をまたいでの移動、外出。長引くコロナ下でどれもかなわない。子どものストレスは、誰にも気づかれずたまり続けているかもしれません▼国立成育医療研究センターは、コロナと子どものストレスを追っています。6回目の「コロナ×こどもアンケート」の締め切りは今月末。どう向き合えばいいのか、啓発資料や動画を精力的にサイトにアップします▼子どものメール相談は年末まで延長。つらさやしんどさに共感し、時には受診を促しながらも、できている行動の後押しを忘れません。「悩みやしんどさの中でも一生懸命考えていることがある。私たちおとなはその声をちゃんと拾えているのか」。担当する医師は訴えます▼学校現場では「コロナ下でもできること」を子どもと探す挑戦が続きます。“ナイナイづくし”の中でも「わくわくドキドキ」を大切にしたい小学校教師。高校教師は、たった1日になったキャンプでも参加することを選んだ生徒らのために、何をしたいか話し合う場を大切にしました▼現場置き去りで、対面授業とオンライン授業の併用が各地で。子どもはついていけず、教師の疲れもピークです。上からの押し付けではなく、まずは子どもの声に耳を傾ける。それが、教室を心地よい空間にかえる第一歩。そして何よりも「子どもはコロナのことを知りたがっている」とある小学校教師は学びを重ねました▼みんなで始める「できること探し」。それは「学校って何?」を問う入り口になるかもしれません。


pageup