日本共産党

2003年12月27日(土)「しんぶん赤旗」

師走の街「派兵反対」の声

日本共産党国会議員、各地で宣伝


横須賀で はたの議員

 自衛隊の先遣隊がイラクへ向けて出発した二十六日早朝、日本共産党の、はたの君枝参院議員(神奈川選挙区候補)は、「基地の町」神奈川県横須賀市の横須賀中央駅前で緊急街頭演説に立ち、「日本の若者を戦場に送るな」とイラク派兵反対を訴えました。

 根岸加寿子市議と党支部員も参加し、「イラク派兵に反対しましょう」と声をかけながら、派兵反対を訴えるビラを配りました。

 「ください」とビラを取りに来たり、歩きながらビラに目を落とす市民の姿がめだちました。

 はたの議員は、「夫をイラクに連れて行かないで」という自衛官の妻からの声を紹介し、「横須賀からイラクへ送り出されるのではないかと、自衛官やその家族の間に不安が広がっています」と語りました。イラク国民が望んでいるのは軍隊ではなく、命と仕事の確保だとして「軍隊で人道復興支援はできません。日本は今こそ、憲法九条を持つ国としての外交、政策が求められています」と訴えました。

 自分からビラを受け取りにきた私服姿の若い男性自衛官は「行けと言われれば行くしかない」とのべながらも、「望まれてもいないのに行くのはいやです」と複雑な胸中を語りました。

神戸で大沢、穀田、吉井議員

 日本共産党の大沢たつみ参院議員、穀田恵二、吉井英勝の両衆院議員は二十六日、神戸市元町の大丸前で街頭宣伝をおこない、師走の街に派兵反対の声を響かせました。

 寒風のなか大沢氏は、「憲法を脅かす自衛隊派兵は許せません」と派兵強行に強く抗議。併せて、住宅再建支援制度の創設が決まったことを報告し、「不十分な内容ですが一つの前進です。実効ある制度にさせ、人間を大事にする政治をつくるために、引き続き大きなご支援を」と参院選での勝利を訴えました。

 穀田氏は、自衛隊派兵は憲法を真っ向から否定し、イラク情勢をいっそう泥沼化するものだと指摘。“人道復興支援のため”などと繰り返す小泉首相の詭弁(きべん)を論破し、「米英軍の占領支配をやめさせ、国連の枠組みでの復興を」と力強く訴えました。

 吉井氏は「憲法守れ」は圧倒的世論だとのべ、「改憲派は国民との大きな矛盾に直面している。派兵反対の声を高め、改憲勢力を追い込もう」と訴え、署名への協力をよびかけました。

 年末の買い物をする人たちが足を止めて署名し、宣伝カーに手を振って激励を送りました。


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