日本共産党

2003年12月22日(月)「しんぶん赤旗」

運動さらに発展へ
新婦人が全国大会

派兵ノー、憲法改悪反対の特別決議


写真
全国のさまざまな要求実現の発言がされた新日本婦人の会第21回全国大会=21日、東京都内

 自衛隊のイラク派兵を許さず、子育てやくらしを守る活動をさらに大きくすすめようと二十一日、新日本婦人の会(新婦人)の第二十一回全国大会が、東京都内で開かれました。

 全国から千人を超す代議員が参加。「日本を戦争する国にするな」とたくさんの仲間を迎えた経験や奮闘ぶりが語られ、会場は涙と笑い、共感の拍手につつまれました。

 井上美代会長(参院議員)があいさつ。玉田恵事務局長が「憲法を高くかかげ草の根から平和と要求の行動を」と大会議案を提案し、平和のたたかい、職場地域に根ざした子育てやくらしを守る活動、国連NGOにふさわしい運動を広げよう、と呼びかけました。

 北海道や沖縄、香川、神奈川の代議員は、「自衛隊のイラク派兵に反対して、署名や宣伝、自衛隊員の家族との対話をすすめている」と発言。赤ちゃん・親子リズム小組から思春期までを見とおした活動、職場の取り組みなどが多彩に語られました。

 日本共産党の石井郁子副委員長(衆院議員)、国際婦人年連絡会の江尻美穂子世話人が来賓あいさつ。大会議案とともに、イラク派兵ノー、憲法改悪許すなの特別決議を採択しました。


新会長に高田公子さん

写真

 全国大会は、新しい中央委員を選出し、中央委員会は新会長に高田公子さん(前副会長)を選びました。病気で退任した井上美代前会長は、代表委員になりました。

 高田会長は「思いがけず重いバトンを渡されました」とのべ、「井上前会長とともにきりひらいてきた活動方向に確信をもち、新婦人を大きくはばたかせるために力いっぱいがんばります」と決意を表明しました。

 新役員は次のとおりです。(敬称略)

 ▽会長=高田公子(新)▽副会長=笠井貴美代、高橋和枝▽事務局長=玉田恵▽事務局次長=米山淳子、吉田きよ子(新)


派兵やめよの運動広げよう

新日本婦人の会第21回全国大会

石井副委員長のあいさつ

 二十一日、新日本婦人の会第二十一回全国大会(東京都内)であいさつした日本共産党の石井郁子副委員長(衆院議員)は、四十一年前、新婦人の創立にかかわった一人として、同会が掲げる目的は、「女性たちにとってはもちろん、国民にとっても、たいへん大きな意味」があり、その一つが、「平和のためのたたかいと憲法改悪を許さないたたかいだ」と述べました。

 小泉内閣による自衛隊イラク派兵の決定は、「憲法九条を踏みにじる暴挙だ」と厳しく批判。これに反対して主婦連、地婦連など広範な女性団体が立ちあがっていると強調。戦争につながる動きを許さないと真っ先に取り組んできたのが新婦人だとのべて、「若者を戦地にいかせない。自衛隊の海外派兵をやめよ。平和憲法守れ」の声と運動を大きく広げようと呼びかけました。

 新婦人が、国連の経済社会理事会の「特別協議資格」を持つNGOに承認されたこと、国連女性差別撤廃委員会による日本政府への勧告などにふれ、くらしや子育て、女性の権利、地位向上と平等のために広範な女性とともに活動する新婦人の魅力と役割が一段と輝きを増し、「世界の女性運動のなかでも評価、期待が高まっている」と力説。組織と運動のさらなる前進をと述べました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp