日本共産党

2003年12月13日(土)「しんぶん赤旗」

アジアからの批判つづく

日本は米英軍の一員



中 国 紙
憲法を一枚の紙にした

 【北京11日小寺松雄】中国国営新華社通信が主管する参考消息紙は十一日付で、日本のイラク派兵を厳しく批判する論評を掲載しました。

 論評は「日本は国連中心という仕組みを維持する立場を変えて、米英軍の一員になってしまった」と指摘。「米国は問答無用のやり方でイラクという主権国家を倒し、日英がその隊列に加わった。日本は正義の戦争かどうかを見極めることを完全に放棄した」と批判しました。

 論評はさらに今回の派兵が「憲法を一枚の紙っぺらにしてしまった」と警鐘を鳴らし、憲法をめぐる日本の政党状況について「自民党は一貫して改憲姿勢だし、民主党もマニフェストで憲法改定を言っている。公明党も護憲の立場を投げ捨てた」と述べ、「これでは改憲は時間の問題ということになる」と危機感を表明しています。

 論評はさらに「今回の派兵は日米軍事同盟をいっそう強化する」と指摘。「日本は米国とともにあらゆる試錬に耐えると言ったことになる」と今後を懸念しています。

 最後に論評は「日本は政治大国とともに軍事大国になろうという夢を抱いてきた」と述べ、「日本は軍事大国にはなったが、米国のいいなりで政治的主体性を持たないままでは政治大国などなれるはずがない」と指摘しています。



マレーシア紙
米のいいなりやめよ

 マレーシアの華字紙南洋商報十日付は、「小泉の戦争観がもたらした悲劇」と題する論評記事を掲載し、米国のいいなりになってイラクへの自衛隊派兵を強行しようとしている日本の小泉政権を厳しく批判しました。

 記事は、「小泉首相は、米国のイラクへの野蛮な『不正義』の侵略戦争をなりふりかまわず支持してきた。イラクで日本外交官二人がその犠牲となった。小泉首相はイラク国民の反米感情の高まりについて知ろうとしたのだろうか」と指摘。「イラクには米国の侵略の合理化にたいする敵意が満ちあふれている。小泉はそうした現実に目を向けようとしない」と批判しています。

 記事は、「日本は米国の操縦から抜け出し米国を手助けする役割を放棄すべきだ。イラクに真の平和が到来したときこそ、日本はイラク国民のために貢献できる」とよびかけています。

 また、南洋商報五日付は、「日本軍侵略の恥辱は忘れられない」と題する論評記事を掲載。「一九四一年十二月八日、かつての日本軍は真珠湾を攻撃しアジア太平洋への侵略を開始した。それから六十二年、日本はまた同じ道を歩もうとしている」と強い警戒心を表明しました。

 記事は、「米国はイラクを攻撃したが反撃を招き、兵士が毎日悲惨な死をとげている。日本は平和憲法を顧みず自衛隊を派兵し、米軍の作戦に参加しようとしている。日本の目的は軍事力を整え世界での覇権を求め、大東亜共栄圏の建設を改めて唱えることだ」と批判しています。


ベトナム外務省報道官

注意を要する

 【ハノイ11日北原俊文】日本政府が九日、自衛隊イラク派兵基本計画を決定したことについて、ベトナム外務省報道官は十一日、「日本自衛隊の国外派遣は、日本だけでなく域内諸国にとってもかなり注意を要する問題だ」「日本が地域と世界の平和と安定、発展に寄与する努力を行うよう希望する」と述べました。


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