日本共産党

2003年12月8日(月)「しんぶん赤旗」

イラク占領ノー

思い、手作りポスターで

東京・国分寺市ハンバーグ店主 杉尾貴史さん


写真
杉尾さんは店の前に手作りのポスターを出しています=7日、東京・国分寺市

 「あと何人死ねば気付くの?」―。東京・国分寺市のハンバーグ店店主・杉尾貴史(たかし)さん(47)は、店の前にアメリカなどのイラク占領ノー、自衛隊のイラク派兵ノーの思いを込めたポスターをパソコンで作って掲示しています。

 「あと何人…」は、今出している「WHO PRAYS FOR THEM?(彼らのために誰が祈るの?)」と題するポスターの一節です。

 ポスターを張りだしはじめたのは先月の初めから。「食べ物屋なので、表だって政治的な主張はしないようにつとめてきたのですが…。政府首脳の話を聞いていて、このままでは無理やり自衛隊がイラクに派兵されてしまいそうだ。これじゃあ日本はどうなるのと思いまして」。世界に誇れる憲法九条の危機だと思いました。

 「デモの先頭に立つには体力的にも無理がありますがポスターを出すことならできる」と、この表現を選びました。

 これまでに三枚のポスターが破られました。「でも、注目されているなと思って、また新しいのを作って張っています」

 前回の、もう戦争はいやのポスターでは次のようにアピールしました。

 「拝啓、大統領殿。/これ以上ひとんちに/土足でふみこむのは/いかがなものでしょう。/じぶんで壊しといて、/復興の押し売りってのも/下品だとおもいます。/追伸、どこかの首相殿。/戦争屋との友情ごっこは楽しそうですね。/でも、チェイニー(アメリカ副大統領)のえげつない金もうけに/これ以上加担するのは、/いかがなものでしょう。/国益ってそんなところにはありませんよネ。/イラク派兵にNO!」


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