日本共産党

2003年12月6日(土)「しんぶん赤旗」

兵本元秘書らの告発

東京地検が再度不起訴


 兵本達吉、野口紀雄・両元国会議員秘書が、日本共産党国会議員公設秘書による政治資金寄付は、政治資金規正法上の「寄付のあっせん」規定に違反するとして、昨年四月東京地検に告発していましたが、五日、日本共産党側の弁護士が担当検事に問い合わせた結果、不起訴処分になっていたことが判明しました。

 兵本氏は、退職まぎわの一九九八年五月に、東京・赤坂の料理屋で警備公安警察官と会食し、退職後の就職あっせんを依頼したことで、日本共産党から除名されました。

 日本共産党国会議員公設秘書の給与からの政治資金寄付について、兵本氏は、二〇〇〇年にも同様の告発をおこない、翌年「嫌疑なし」で不起訴になっています。兵本氏は、ふたたび告発した直後には『正論』で野口氏と対談し、「給与搾取システム」などと日本共産党にたいする攻撃をおこなっていました。日本共産党の国会議員公設秘書は中央委員会勤務員の基準で給与をうけており、国が支払う給与との差額を本人の意思にもとづいて日本共産党に政治資金として寄付しています。その資金は国会会派会計にプールされ、秘書による調査行動などの費用に使用されています。

 今回の東京地検の不起訴処分で、兵本氏らの不当な策動が再度しりぞけられたことによって、日本共産党の対応に、法的にも政治的にも何ら問題がないことが、あらためて証明されました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp