日本共産党

2003年11月28日(金)「しんぶん赤旗」

道路公団疑惑明かせ

穀田議員が質問主意書


 日本共産党の穀田恵二衆院議員は二十七日、日本道路公団の工事入札や人事に絡む政治家などの圧力・介入疑惑の事実関係をただす、政府への質問主意書を河野洋平議長あてに提出しました。

 日本道路公団の藤井治芳前総裁は週刊誌のインタビューで、自民党の青木幹雄参院幹事長、小泉純一郎首相の秘書官・飯島勲氏、故竹下登首相という具体名をあげて、工事発注で圧力・介入があったことを証言。石原伸晃国土交通相も、十一月二十五日の衆院予算委員会で、藤井氏が政治家のイニシャルをあげて疑惑を指摘したことを認めています。

 質問主意書は、(1)道路公団が二〇〇〇年十二月に発注を延期した工事のなかに、青木氏の地元、島根県のトンネル工事が含まれていたため、青木氏が藤井氏らに圧力をかけたとされる疑惑(2)飯島氏が公団の人事で直接、藤井氏に電話をかけて介入したとされる疑惑(3)一九九六年ごろ、東京・赤坂のホテルニュージャパン跡地を旧建設省の外郭団体に購入させようと竹下元首相から藤井氏に働きかけがあった疑惑−のそれぞれについて事実関係と経過を明らかにするよう求めています。


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