日本共産党

2003年11月12日(水)「しんぶん赤旗」

米海兵隊が四日市港利用

三重 共産党、市に中止申し入れ


 滋賀県の陸上自衛隊饗庭野演習場での共同訓練に参加していたアメリカ海兵隊の八百五十人が、車両や資材とともに、三重県の四日市港から韓国の釜山に向けて輸送されることが十一日、明らかになりました。日本共産党三重県委員会と同北勢地区委員会が同日、四日市港管理者の井上哲夫四日市市長にたいし、同港の軍事利用に抗議し、ただちに中止させるよう申し入れました。資材の一部は、すでに十一日未明に積み出されています。

 申し入れには中野たけし参院三重選挙区候補、萩原量吉県副委員長、藤岡アンリ市議らが参加。出張中の井上市長に代わって山下正文助役が応対しました。党側は、有事三法が制定され、イラク特措法も強行される中での米軍の港利用を「四日市港を軍港化しかねない重大事」だと指摘。とくに、今回の軍事利用がマスコミにも県民・市民にもまったく知らせず、闇(やみ)にまぎれて実施されようとしていることを強く批判しました。


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