日本共産党

2003年11月10日(月)「しんぶん赤旗」

“貴重な議席を守った”


訴えぬき押し返した

東京ブロック 山口富男さん

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当選確実の報に万歳する山口富男候補(前列右から3人目)、井上美代参院議員(その左)ら=9日、東京・大田区

 比例東京ブロックでは山口富男候補が二度目の当選を決めました。

 憲法前文が掲げられた東京・大田区の選挙事務所に山口候補の当選確実の報が伝わった午後十一時四十分すぎ、じりじりしながら待っていた約二十人の人たちから、「やった」「くらしを守る貴重な議席を確保したぞ」と大きな歓声と拍手が起きました。

 山口候補が「激しい二大政党制キャンペーンのなかで、日本共産党とともに消費税増税と憲法改悪にストップをかけようと訴えぬいて、終盤押し返すことができました。くらしと平和憲法を守る貴重な議席をいただき、公約の実現に全力を挙げたい。あすから有権者の中に入って、日本共産党とともに政治を変えようの運動をさらに起こしていきたい」と決意を語ると、ふたたび大きな拍手がわきました。

 事務所で当選の報を待っていた保育士の三浦佐智子さん(27)は「とにかくよかった。きのうも電話で支持を訴えたけれど、『無駄な公共事業を無くせば消費税増税は必要ないじゃない、共産党と山口さんをよろしく』と訴えたら、立て続けに支持してくれる人が続いたし…」と目をうるませながら語りました。

悪政の対抗軸へ決意

近畿ブロック 石井郁子さん

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比例近畿ブロックで当選を果たし、決意を語る石井郁子副委員長=9日、大阪市東住吉区

 四選を果たした近畿比例ブロック候補の石井いく子副委員長は九日午後十時すぎ、大阪市東住吉区の選挙事務所で「今回の『政権選択選挙』は、財界のコントロールのもとに行われたものでした。選挙中、自民、民主の選挙公約を厳しく批判しました。日本共産党は、消費税増税、憲法改悪を許さず、自民、民主の悪政の対抗軸になる党として奮闘する決意です」と語りました。

 事務所にかけつけた玉置登代子さん(60)は「教育の分野、小学校での少人数学級の実現など、石井さんのこれからの活躍に期待します」と語っていました。

国民の願いうけとめて

北関東ブロック 塩川鉄也さん

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再選を果たし、支持者とともに喜び合う塩川鉄也比例候補(右から3人目=10日未明、埼玉・所沢市

 比例北関東ブロック(定数二十)では、塩川鉄也候補が再選を果たしました。塩川氏は、埼玉県所沢市の塩川鉄也事務所で、詰めかけた後援会員、支援者らと、がっちり握手を交わしました。

 選挙戦で北関東四県を駆け巡ってきた塩川氏は、中小業者の営業を支援する借換保証制度創設や地域金融を守る施策実施の先頭に立ってきたことを訴え、党への支持と共感を広げました。

 塩川氏は「当選のために大きな力を発揮してくれた党員、後援会員のみなさんに心からお礼を申し上げます。選挙戦のなかで、政治を変えてほしいという願いを実感しました。立場に大きな違いがない二大政党でなく、日本共産党にこそ大きな未来があることを、遠からず多くの人々が納得してくれると思います。国民の願いをしっかりと受け止めて、国会活動で奮闘していきたい」と決意を語りました。

 所沢平和委員会の石田道男さん(74)は「若さと実績にたって、国民の立場で力強く前進してほしい。私たちも力いっぱい支えてます」と話していました。

基地撤去の声さらに

九州・沖縄ブロック 赤嶺政賢さん

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2期目の決意をかみしめ、バンザイをする赤嶺氏(前列右から3人目)ら=10日午前0時15分、那覇市

 「やった。沖縄の心を守りぬいたぞ」―。午前零時すぎ、衆院比例九州・沖縄ブロック(定数二十一)で、赤嶺政賢氏の二期目の当選が決まり、沖縄県那覇市の選挙事務所につめかけた約五十人の党員、後援会員らは、拍手や指笛で喜びを分かち合い、万歳を繰り返しました。

 赤嶺氏は集まった支持者と報道陣を前に、「あたたかいご支援をいただいた九州・沖縄のみなさんに心から感謝したい。比例代表選挙で守り抜いていただいた私の議席は、瀬長亀次郎さん、古堅実吉さんと引き継いできた平和を願う、沖縄の心を代表する大事な議席であり、この重責をしっかりと果たしていきたい」とのべ、「基地を撤去する県民規模のたたかいをさらに広げるためにがんばりたい」と強調しました。


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