日本共産党

2003年11月9日(日)「しんぶん赤旗」

イラク

爆弾で米兵2人死亡

赤十字は事務所閉鎖へ


 【カイロ8日小泉大介】イラクの首都バグダッド西方ファルジャで八日、道路に仕掛けられた爆弾により米兵二人が死亡、一人が負傷しました。これにより、五月一日の「戦闘終結宣言」以降の米兵死者は二百五十三人となり、そのうち、戦闘や攻撃による死者は百四十九人に達しました。

 八日には、ファルジャとラマーディの間で米軍車列が攻撃されトラック三台が炎上。北部モスルでは七日夜、警察署に迫撃砲六発が撃ちこまれました。ティクリットではヘリ撃墜後の七日夜、米軍が空からの爆撃による大規模な武装勢力掃討作戦をおこなう一方、同地の米軍基地には迫撃砲三発が撃ちこまれるなど戦闘が激しさを増しています。

 赤十字国際委員会は八日、極度に悪化するイラクの治安状況を理由に、バグダッドとイラク第二の都市、南部バスラの事務所を一時的に閉鎖すると決定しました。


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