日本共産党

2003年11月1日(土)「しんぶん赤旗」

公明内部文書

あきれた売り込み


 「<比例区>公明党をこう語ろう」という内部文書があります。

 公明党・創価学会が総選挙のためにつくったと思われますが、“自民党支持者”向け公明党売りこみの項目が傑作です。

 「自民党は『小泉─安倍』の二枚看板で衆院選を勝利する態勢を決めた」と“大丈夫論”で説得するよう強調。「『食の安全』『子育て』『教育』など、“庶民の目線の政治”を具体的な形で進めてきたのは与党のなかで公明党しかいない。自民党の“目線”は高く、これらの分野は期待できない」と連立相手にケチをつけています。「だから比例区には公明党」というわけです。

 しかし、自民党支持層からも強い批判を呼んだ医療費本人三割負担など、庶民への負担増を連続して押しつけてきたのは公明党です。そのどこが“庶民の目線の政治”なのか──。

 民主党批判の項目では「(民主党の)二百三人の内実は“バラバラ”。民主党の『生え抜き』はわずか四十七人」「残りの百五十六人は他党経験者で、なんと“24党の寄せ集め”が民主党の実態」と攻撃しています。その“寄せ集め”のなかには、公明党出身議員や公明党─新進党─自由党と渡り歩いた議員も含まれているのですから、何をかいわんやです。(寅)


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