日本共産党

2003年10月24日(金)「しんぶん赤旗」

カタ郎くんの 「語ろう日本共産党」

国会議員は多すぎる、
税金のムダづかいでは?


カタ郎 国民の税金を食い物にして逮捕されたり、暴力団との癒着が明らかになったり…。政治家の汚職や腐敗が報道されるたび、そう感じてしまいますよね。気持ちはよくわかります。

 でも、国会議員数を減らせば国民と国会とのパイプが細くなります。とくに、民主党が「税金のムダづかいをやめる」といって衆議院の比例代表部分の議席を八十削減するといっていることには賛成できません。

 一つは、私たち国民の声がいっそう切り捨てられるからです。いま衆議院の議席は三百が小選挙区、百八十が比例代表です。前回二〇〇〇年の総選挙では、小選挙区では自民党が四割の得票で六割の議席を得ました。一方、当選に結びつかなかった「死票」は51・8%にものぼったそうです。半数以上の民意が反映しない小選挙区が大半を占めていいのでしょうか。

 民主党は「政権交代しやすいから」といって小選挙区一本にしようとしています。しかしそれは、野党は一つでいい、自分たち以外の野党は国会から追い出そうといっているのと同じです。そうやって人工的に二大政党制にもっていこうというのは、最悪の党利党略だと思うんです。

 八十議席減らす“節約分”は五十八億円ですが、それならなぜ、三百十七億円にのぼる政党助成金をやめないのでしょうか。日本共産党は政党助成金こそ廃止すべきだと主張しています。


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