日本共産党

2003年10月18日(土)「しんぶん赤旗」

平和求め米大統領に抗議 大使館前

イラク派兵強要するな

全労連と安保破棄中実委


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自衛隊のイラク派兵と日本への占領資金拠出押し付けに抗議する人たち=17日、東京・港区のアメリカ大使館前

 ブッシュ米大統領が来日した十七日、「自衛隊のイラク派兵と日本への占領費用押しつけは許さない」と労働者、平和団体、女性団体など百五十人がアメリカ大使館(東京・港区)前につめかけて抗議の声をあげ、米英軍によるイラク軍事占領をやめるようブッシュ大統領あてに申し入れをしました。

 抗議行動は全労連(全国労働組合総連合)と安保破棄中央実行委員会が共同でおこなったもの。「米政府はイラクへの自衛隊派兵とイラク占領『復興』金を強要するな」「米・英軍はイラクから撤退せよ」と掲げた横断幕やプラカードには英文も交じりました。

 主催者を代表してあいさつした西川征矢氏(安保破棄実行委員会事務局長・全労連副議長)は「アメリカのイラク占領支配は大義も、国際法上の根拠もない。十六日に国連安保理でイラクに関する新決議が採択されたが、フランス、ドイツ、ロシアは派兵も追加資金援助もしないと共同声明を出しているのに、小泉首相は国民に苦しい生活を押しつけながらアメリカに人も金も差し出すという。これを許さないたたかいをさらに広げよう」と呼びかけました。

 行動に参加した各団体が抗議・要請書を読み上げ、大使館側に手渡しました。

 抗議行動のあと参加者たちは、内閣府に自衛隊派兵と占領費用の支出をやめるよう求める申し入れをおこない、有楽町のマリオン前で宣伝しました。

 抗議行動でアメリカ大使館に申し入れをした団体は次の通り。▽全労連▽安保破棄中央実行委員会▽日本国家公務員労働組合連合会▽新日本婦人の会▽原水爆禁止日本協議会▽日本母親大会連絡会▽日本平和委員会▽全国保険医団体連合会▽東京平和委員会▽婦人民主クラブ(再建)


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