日本共産党

2003年10月18日(土)「しんぶん赤旗」

政府の党略的扱いが矛盾の根源

道路公団問題で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は十七日、名古屋市での記者会見で、同日開かれた日本道路公団の藤井治芳総裁の「聴聞」に関連し、「(同総裁の)解任は当然だが、遅きに失した決定だというところに矛盾がある。『財務諸表』をめぐる隠ぺい問題は八月に発覚したが、その時点で政府は『とがめない』という判定を下している。いまになって(解任問題を)持ち出しても、大義名分が立たない」と指摘。「小泉政権が選挙を前に、問題を党略的に扱っているところに矛盾の根源がある」と批判しました。

 また藤井総裁が道路行政にかかわる談合に関与した政治家の名前を示唆している問題について、志位氏は「公共事業をめぐる口利きの問題であり、藤井氏自身が言っていることだから、参議院で閉会中審査を開き、同氏の証人喚問をおこない、真相を語ってもらうべきだ」とのべました。


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