2003年9月15日(月)「しんぶん赤旗」

各地で赤旗名人戦地区大会

千葉西部　囲碁に西村将棋九段

　伝統文化である囲碁・将棋の普及に貢献し、ファンの要望にこたえるため、初心者から強豪まで参加できる「しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会（赤旗名人戦）」の地区大会が十四日、全国各地で開かれました。

　千葉県船橋市の薬円台公民館で開かれた西部地区大会では、昨年二十八人が参加しましたが、ことしは四十四人。将棋の駒が足りなくなり急きょ取り寄せるほどでした。毎日新聞の将棋・囲碁の観戦記者だった井口昭夫さん（７２）も囲碁部門に出場。「楽しみな大会です」。小学三年生の高橋正太郎くんは将棋の初戦で惜敗、「相矢倉でしたが攻めが早すぎた」と振り返りました。

　市内在住の将棋棋士、西村一義九段が囲碁のアマチュアとして出場、参加者を驚かせました。西村九段は「手つきはいいのですが、筋が悪い」とあいさつ、笑いと拍手に包まれました。午後は将棋の指導対局をおこないました。

　日本共産党の丸山慎一県議が「不況や戦争もなく安心して囲碁や将棋が楽しめる社会にしたい」とあいさつしました。

　地区大会は九月を中心に十月まで二百六十を超える地区で、さらには都道府県大会、全国大会（十一月八、九日）が開催されます。