日本共産党

2003年8月16日(土)「しんぶん赤旗」

4閣僚が靖国参拝

憲法の政教分離原則に抵触


 小泉内閣の四閣僚が十五日午前、東京都内の靖国神社を参拝しました。鴻池祥肇防災担当相、亀井善之農水相は個別に、平沼赳夫経済産業相と谷垣禎一国家公安委員長は、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の集団参拝に参加しました。

 閣僚参拝は、憲法の定める政教分離原則に抵触するものです。戦前、侵略戦争推進の精神的支柱としての役割を担い、戦後は戦争を推進したA級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社への参拝は、憲法の平和原則ともあいいれません。

 参拝で、谷垣氏は「国務大臣」と記帳。「公人としての思いもある」とのべました。靖国参拝の「どこに問題があるのですか」と公言している鴻池氏は、「日本人の立場で参拝した」とのべました。

 小泉純一郎首相は今年一月十四日にすでに参拝。塩川正十郎財務相、片山虎之助総務相は十四日までに参拝をすませ、竹中平蔵金融・経済財政担当相も十六日以降に参拝する意向です。

 靖国神社への首相や閣僚の参拝には、侵略戦争を美化するものとして、アジア諸国からも強い批判の声があがっています。十日の福田康夫官房長官と中国の温家宝首相との会談でも、温首相から「日本の指導者が靖国神社に参拝する問題がある」と指摘されたばかりでした。

 綿貫民輔衆院議長も同日午前、参拝しました。

自民、民主、自由など55議員も

 自民、民主、自由、保守新の各党国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・瓦力元防衛庁長官=自民)は十五日、東京都内の靖国神社に集団参拝しました。

 参拝したのは、瓦氏のほか、堀内光雄自民党総務会長、羽田孜民主党最高顧問、二階俊博保守新党幹事長ら、五十五人。秘書らによる「代理」参拝は百十六人にのぼりました。

 参拝後に記者会見した瓦氏は、靖国神社が侵略戦争を推進したA級戦犯を合祀(ごうし)している問題を問われ、「国内外で、戦犯を分祀(ぶんし)する議論があることは否定しない。しかし、そういう気持ちを超えて、私たちはお参りしている」とのべました。


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