日本共産党

2003年7月24日(木)「しんぶん赤旗」

特措法強行許さず廃案めざす

国会要請へ続ぞくと

参院4野党結束確認


 「採決の強行は許さない」――イラク派兵法案の廃案を求めて、約240人が国会要請を行いました。

 「有事法制は許さない!運動推進連絡センター」などが主催したもの。


写真=約240人が国会要請
イラク派兵法反対の要請行動参加者=23日、参院議員面会所

 日本共産党、民主党、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)、社民党の参院野党四会派は二十三日午前、国会内で参院代表者会議を開き、国会最終盤のたたかいで、四野党が結束してイラク特措法案の廃案をめざすことを確認しました。

 会議後の記者会見で、民主党の角田義一議員会長は「廃案へ四党結束して全力をあげる。与党が権力を振りかざしてくるなら、あらゆる手段で徹底的に抵抗する」と述べました。

 日本共産党の吉岡吉典議員団長は「この法案は戦後初めて戦地に地上軍を派遣するもの。与野党対決の構図だけでなく、自民党の中にも自衛隊を戦場に出すことに心情的に反対の人が多いことが特徴だ。多数決で押しきることは許されない」と強調しました。

 国会改革連絡会の西岡武夫代表は「法案の大義のなさがますます明らかになった。廃案へあらゆる手段を尽くすことで一致した」とのべ、社民党の渕上貞雄議員会長は「国民の理解を得られない法案の廃案へ野党一致して取り組む」とのべました。


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