日本共産党

2003年7月17日(木)「しんぶん赤旗」

児童虐待防止へ法改正を

「全国ネット」がシンポ


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衆院第2議員会館で開かれた虐待問題を考えるシンポジウム=16日、東京・千代田区

 児童虐待の処理件数が過去最高となったなか、児童虐待防止に取り組む市民団体や児童養護施設団体などがつくる「児童虐待防止法の改正を求める全国ネットワーク」は十六日、東京・永田町の衆院第二議員会館でシンポジウムを開きました。市民、児童相談所や児童養護施設職員など約八十人が参加しました。

 大阪府の監察医として虐待を受けたと疑われる子どもの鑑別診断に携わる河野朗久さんは、客観的証拠を得るために、傷や打撲傷の有無を全身にわたって調べたり、身長や体重の計測、子どもへの問診などを行うことを話しました。「子どもの人権を守るという視点から、保護責任者(父母など)の承諾を得て、診断を行うことが不可欠です」と強調。父母が加害者である場合には、診断行為の承諾が得られないことがしばしばあることを話し、「親権者の承諾がなくても、児童相談所長や地方自治体の長の求めで医学的鑑定診断が行えるように法律に明文化を」とのべました。

 二歳未満の子どもがくらす都内乳児院長の鈴木祐子さんは、虐待を受けた子どもが家族と再びくらせるようにするためのケアの重要性を体験を交えて語りました。「虐待を受けた子どもは、他の子の生活リズムに入れないことが多い。昼間は職員一人が子ども三人をみているが、一人が一人をみられるようにすることが必要」と体制強化の支援を訴えました。


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