日本共産党

2003年7月12日(土)「しんぶん赤旗」

埼玉・土屋知事が辞意表明

政治資金の流用疑惑

知事室などの捜索受け


 埼玉県の土屋義彦知事(77)は十二日午前一時から県庁で緊急に記者会見し、辞意を表明しました。自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、長女・市川桃子容疑者(53)が東京地検特捜部に逮捕され、十一日には、県庁知事室や知事公館などが家宅捜索を受けたことで、引責に追い込まれました。日本共産党県議団は同日の県議会本会議で「知事の責任は免れない」と、辞職を迫っていました。

 土屋知事は会見で、「これ以上県民にご迷惑を掛けてはならない」と辞職を決断した理由を述べた上で、「今回の事件には全く関与していない」と語りました。

 土屋知事は家宅捜索中の十一日夕、県議会本会議で「県民の負託に応えるため、信頼回復に全力で取り組み、政治責任を全うする」と述べ、辞任の考えはないことを強調していました。

 しかし、市川容疑者の逮捕に加え、県庁などに対する家宅捜索に至ったことで、県民などからの批判が高まり、知事の職にとどまるのは無理との判断を強いられました。同日夜には、副知事ら側近を知事公館に集め、進退について協議。同日深夜、県幹部に辞職の意向を伝えました。

 この事件では、知事の長女・市川桃子容疑者が、資金管理団体の事務担当者・尾崎春美容疑者(54)と共謀、一九九八年から五年間、約二億九千八百万円の収入があったのに、収支報告書にパーティー券収入や献金計約一億一千三百万円分を記入しなかったとして、十日夜に逮捕されました。

 さらに、市川容疑者が経営する会社には多額の借金があり、献金の一部を会社の運転資金に流用していたとみられます。

 土屋知事は、三権の長である参院議長を務め、現在、全国知事会会長を兼ねています。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp