2003年7月11日(金)「しんぶん赤旗」
![]() 競輪復活反対を東京都に申し入れる文京区の煙山区長(中央)=10日、東京都庁 |
東京都の石原慎太郎知事が三十年前に廃止された後楽園(現東京ドーム、文京区)競輪の復活を表明した問題で、文京区の煙山力区長は十日、区議会の東村昭平議長、橋本直和副議長、全会派の代表とともに都庁を訪れ、競輪復活を撤回するよう石原知事、三田敏哉都議会議長に申し入れました。
後楽園競輪は都民からの批判の高まりのなかで、革新都政が一九七三年に廃止しましたが、石原知事は先月の都議会での所信表明で、「都市型の新しいエンターテインメントの試み」として、東京ドームでの競輪復活を表明しました。
この日の要請で煙山区長は「知事の表明に区民はびっくりしている。競輪復活はやめていただきたい」と訴え、東村議長は「区が掲げる『文のみやこ』にふさわしくない」とのべ、構想の撤回を求めました。
石原知事は面会せず、知事本部の松田二郎秘書部長が応対し、「要請の趣旨は知事に伝える」と答えました。
また、煙山区長、東村議長、橋本副議長は同日、都庁内で会見し、「住民は過去の(後楽園)競輪による被害、弊害を忘れ去ることはできない。復活には断固反対する」として、庁内に九日、競輪再開反対本部を設置したことを紹介、区民と連携して反対運動を広げる意向を表明しました。