日本共産党

2003年7月9日(水)「しんぶん赤旗」

「対話と平和解決」確認

北の核問題で中韓首脳


 一九九二年の中韓両国の国交正常化から十一年。七日に北京で開かれた中韓首脳会談は、今後の両国の経済交流などのいっそうの発展とともに、「半島の非核化」を堅持し北朝鮮の核問題を「対話」によって「平和解決」する立場を確認しあいました。(小寺松雄記者)

 盧武鉉韓国大統領は五月の訪米、ブッシュ大統領との会談、六月の訪日、小泉首相との会談を経ての訪中でした。胡錦濤中国国家主席は五月の中ロ首脳会談、六月の拡大サミットへの参加で各国首脳との交流を深めてきました。また中国は今月、アメリカとロシアへ外務次官をそれぞれ派遣、北朝鮮問題での事前協議に力を入れてきました。

 会談で胡主席は、北朝鮮の核問題について「朝鮮半島の非核化」「対話による平和解決」の原則を述べ、盧大統領が「核問題で幅広い共通認識を有している」と応じました。北朝鮮の核問題について、米韓首脳会談では「脅威増大の場合は追加的な措置を検討」、日韓首脳会談では「事態を悪化させる行動をとらないよう強く求め」るとなっていましたが、今回は北朝鮮の陸続きの国同士として、「対話と平和解決」を強く打ち出しました。

 胡氏は、「北朝鮮の安全保障上の憂慮も真剣に考慮し解決すべきだ」とし、「情勢が統制を離れて」悪化しないように中国としても外交努力を重ねてきたと述べました。この点で、「北朝鮮との意思疎通のチャンネルは開かれている」と、これまでの中朝関係もふまえ、対話による問題解決の重要性を強調しました。

 盧大統領も、米韓、日韓首脳会談以上に「東北アジアの平和と繁栄」を強調、「世界の舞台で東アジアが堂々と登場する」のが“両国の夢”だと希望を表明しました。

 両首脳とも、四月に北京で開かれた北朝鮮核問題についての米朝中三者協議を高く評価し、その過程での中国の役割を認めていることでは一致しています。

 今後の協議の進め方では、韓国は日韓を含む多国間協議を提起しています。これに対して中国は、「次回も三者で北京で開けばいい」という一方、「形式は主要な問題ではない」(いずれも外務省報道官)と、柔軟な姿勢をみせています。


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