2003年7月9日(水)「しんぶん赤旗」
開業医でつくる全国保険医団体連合会(保団連)の女性部は七日、女性の人権を無視する発言をした太田誠一元総務庁長官と森喜朗前首相にたいし、抗議するとともに議員辞職を求める文書を送付しました。
女性医師・歯科医師に呼びかけ、短期間で男性医師も含め六十六人が賛同。
抗議文は、大学サークルによる集団レイプ事件を「元気があるからよい。正常に近い」などと発言した太田議員にたいし、「人間の尊厳を踏みにじる最悪の性犯罪を肯定する発言を行うことは許しがたく、政治家以前に人間としての見識を疑う」と厳しく批判。「子どもを一人も作らない女性が…年とって税金で面倒見なさいというのは本当におかしい」などと発言した森元首相にたいしても「許しがたい女性蔑視発言であり、国会議員にとどまる資格はない」と断じています。
抗議文は自民党総裁である小泉首相にも送付しました。