日本共産党

2003年7月9日(水)「しんぶん赤旗」

心神喪失者処遇法案を可決

木島議員が反対討論 医療体制が不十分

衆院委


 衆院法務委員会は八日、心神喪失者処遇法案の採決を行い、与党などの賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。同法案は、心神喪失の状態で重大犯罪に当たる行為を行った者に対し、審判にもとづく強制入院など、新たな処遇制度の導入をはかるものです。反対討論で日本共産党の木島日出夫議員は、参院での委員長職権による一方的な審議打ち切りで採決強行した経過を指摘。「あらためて十分な時間をとって審議を行うことが衆院での当然の責務だった」と批判しました。

 さらに木島氏は、新たな審判制度にもとづく医療が、真に心神喪失の状態で重大犯罪を犯した人の治療と社会復帰に役立つかどうかの分岐点は、精神医療、地域医療に対する体制、予算が手厚く確保されるかどうかにかかっていると強調。法案ではその点が明らかにされず、障害者の社会復帰のための「医療・観察」を、犯罪者の更正を目的とする保護観察所が中心となっておこなうシステムになっていると批判しました。また、基本的人権に重大な影響をもたらす法案でありながら国民の理解が不十分であることなどを理由に法案に反対を表明しました。


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