日本共産党

2003年7月6日(日)「しんぶん赤旗」

今週の国会

イラク特措法案

あす参院で審議入り

国立大法人法案 委員会採決で攻防


 与党三党がわずか六日間の委員会審議で衆院を通過させたイラク特措法案は今週、参院で審議入りします。七日の本会議で小泉純一郎首相出席のもと、趣旨説明と各党質疑を行う予定です。日本共産党から小泉親司議員が質問に立ちます。

 与党側は参院でも短時日の審議で成立をはかる構えです。野党側は徹底審議をはかる立場から、外交防衛委員会の審議だけでなく、内閣委員会との連合審査、衆院では与党側が拒否した公聴会の開催を強く主張し、イラク現地へ委員会として調査団を派遣することや参考人質疑の開催を求めています。外交防衛委員会で審議日程をめぐる協議が始まります。

 大学法人法案をめぐっては、与党側が八日に参院文教科学委員会で採決するよう主張しています。日本共産党は審議が尽くされていないとして採決に反対しています。七日の理事懇談会で再協議します。

 生命保険の予定利率引き下げ法案は、参院財政金融委員会で八日に参考人質疑、十日に公聴会を開催します。与党三党が参院で強行採決した心神喪失者処遇法案は、八日の衆院法務委員会で採決されます。与野党で合意したヤミ金融対策法案は、九日の衆院財務金融委員会で採決されます。

 参院で野党側は経済問題などの予算委員会集中審議を要求しています。八日に理事懇談会を開き、開催に向け日程を協議します。

 通常国会での焦点の一つとなった「政治とカネ」をめぐる問題で、与党側は、野党提出の公共事業受注企業からの献金禁止法案をたなざらしにしたまま、審議入りを拒んでいます。一方で、政治献金した企業名を毎月二万円ずつ年間二十四万円までのものは公表しないという政治資金規正法改悪案を後になって提出。政治資金の流れを不透明にするもので、金権腐敗の根絶とは逆行するものですが、与党側は、与党案を衆院倫理選挙特別委員会で審議入りするよう主張しています。同委員会は八日に理事懇談会を開き、協議します。


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