2003年7月6日(日)「しんぶん赤旗」
【モスクワ5日北條伸矢】モスクワ北西部で開かれていたロックフェスティバル「クルイリヤ」の会場で五日午後三時(日本時間同八時)ころ、自爆テロとみられる爆発があり、約二十人が死亡、負傷者五十人以上が病院に収容されました。場所はトゥシノ飛行場に設置された野外音楽施設で、会場には若者ら約四万人が集まっていました。
連邦保安局関係者によると、爆発は二回あったとされます。会場の入り口付近で不審な女性を警備員が取り調べ中に自爆したといいます。自爆し、死亡した女性は二人で、チェチェン共和国の住民であることを示す身分証明書が発見されたとの情報もあります。
内相は五日、爆発事件を、ロシアからの独立を求めるチェチェン武装勢力によるテロとみて緊急の対策会議を招集しました。
プーチン大統領が四日、同共和国の大統領選挙を十月五日に実施することを表明した直後の出来事であり、ロシア政府は対応に苦慮しています。
モスクワでは昨年十月、チェチェン武装勢力による劇場占拠事件があり、人質約百三十人が死亡しました。