日本共産党

2003年6月24日(火)「しんぶん赤旗」

戦後の基地反対闘争ののろし

内灘闘争50周年でシンポ

石川


 一九五三年、石川県内灘村(現内灘町)でたたかわれた米軍内灘試射場接収反対闘争(内灘闘争)五十周年を記念する講演とシンポジウムが二十二日、同町民ホールで開かれ、全国から約四百五十人が参加しました。

 内灘闘争五十周年記念事業実行委員会を代表して莇昭三氏(全日本民医連名誉会長)があいさつに立ち、「内灘闘争は戦後の基地反対闘争ののろしをあげるたたかいだった」と述べました。

 作家の澤地久枝さんが「内灘・歴史の子としての反戦」と題して講演し、着弾地での座り込みや北陸鉄道労組の弾薬輸送拒否ストライキ闘争などをあげて、「日本の戦後の歴史に特筆すべきたたかいだった」と評価。有事法制や憲法改悪の動きを批判し、内灘闘争の歴史にも学びながら、戦争放棄をうたった憲法を守り、世界から理想と思われる国づくりへ力を尽くそうと話しました。

 シンポジウムでは宮本憲一滋賀大学学長、赤松宏一元国立町議、川本蔵石・小松基地騒音訴訟弁護団事務局長、平和・軍事問題研究家の林茂夫氏が報告、討論しました。


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