日本共産党

2003年6月21日(土)「しんぶん赤旗」

米英首脳を「戦犯告訴」

イラク戦責任問う

ベルギーで相次ぐ

国内法を活用


 【パリ19日浅田信幸】ベルギーからの報道によると、イラク戦争を遂行した米国のブッシュ大統領、パウエル国務長官、ラムズフェルド国防長官、フランクス中央軍司令官、英国のブレア首相らを戦争犯罪人としてベルギーの裁判所に告訴する「提訴ラッシュ」が起こっています。同国のフェルホフスタット首相が十九日、明らかにしました。

 ベルギーで一九九三年に施行された「普遍的正義法」は、戦争犯罪や人道に対する犯罪について、発生地や被疑者の国籍にかかわらず告訴することができます。

 これまで外交問題に発展した例が多く、米国の圧力で今年四月に法改正され、政府の権限で、提訴案件を被告の国の司法当局に付託することができるようになりました。

 このため、ベルギーで実際に裁判が行われる可能性はなくなりました。ただ「提訴」の記録が残るため、告訴が急増しています。

 告訴人や正確な告訴罪名については明らかにされていませんが、フェルホフスタット首相はブッシュ大統領らに対する告訴案件も米英などの司法当局に送付されたと述べました。

 ラムズフェルド国防長官は今月十一日、ドイツでの講演で、同法が米国の主権を脅かしていると非難し、北大西洋条約機構(NATO)本部をベルギーから移転させるなどの脅しを使い、ベルギー政府に同法の廃止を迫りました。


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