日本共産党

2003年5月19日(月)「しんぶん赤旗」

徳島知事選 大田氏、善戦及ばず


写真
大田正氏

 大接戦・大激戦となった徳島県知事選は十八日投票、即日開票され、日本共産党、民主党、自由党、社民党などの政党や「県民が主人公の明るい清潔な県政をつくる会」が推薦する「勝手連県民ネットワーク」の前知事・大田正氏(59)は大善戦しましたが、惜敗しました。当選は、自民党、保守新党、公明党県本部推薦、総務省出身の飯泉嘉門氏(42)。

 投票率は、大激戦を反映して昨年四月の前回知事選より10・74ポイント高い63・39%でした。

 大田氏は、無党派層の六割台(NHKの出口調査)の支持を得るなど前回票(約十六万票)を大きく上回る十九万七千七百票を獲得。得票率でも前回(47・1%)を上回る47・7%。

 選挙結果を受けて大田氏は、県民の熱い支援へのお礼をのべるとともに、「県民主権の県に変わり始めている。いままでのようなやり方は通用しない。県民にきっちり見届けてもらいたい」とのべました。

 今回知事選は、県民が選んだ知事を自民・公明などが数を頼みに不信任を強行したことに伴うもの。

 相手陣営は、不信任の是非についての論戦を避け、市町村長・議員、各種団体をフル回転させたしめつけと、「共産県政」などと幅広い県民の共同を敵視する大田攻撃を展開。前回自主投票だった公明党も県本部が推薦し、大田再選阻止に血道をあげました。

 日本共産党は、勝手連をはじめ多くの政党、団体、個人と立場の違いをこえて力を合わせ、大田氏再選のために全力をあげました。山本茂喜党県委員長は、知事選は「こんごの県政と県民のたたかいにとって重要な意義をもつもの」とする談話を発表しました。

開票結果は次の通り。

当飯泉 嘉門42無新

     二〇六二二一

  (得票率49・7%)

 大田  正59無前

     一九七七三二

    (同47・7%)

 篠原 滋子63無新

      一〇七二六

    (同2・6%)


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