日本共産党

2003年5月15日(木)「しんぶん赤旗」

共産党員差別は違法

クラボウに5100万円賠償命令

大阪地裁判決


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裁判判決をうけ、支援者と喜び合う伊東さん(前列左から3人目)、宮崎さん(その右)=14日、大阪地裁前

 繊維大手のクラボウ(本社・大阪市)の二人の労働者が、日本共産党員であることを理由に四半世紀間も昇給昇格差別や隔離などの人権侵害をうけたとして、同社に同期同学歴の労働者との差額賃金相当額と慰謝料の支払いを求めた裁判の判決が十四日、大阪地裁でありました。小佐田潔裁判長は、同社の反共労務政策を違法とし、同社に労働者側が請求した差額賃金全額と慰謝料、遅延損害金など計五千百万円の支払いを命じました。

 訴えていたのは伊藤建夫さん(59)=勤続三十六年=宮崎周吉さん(54)=勤続三十二年=。

 判決は同社が一九八〇年初めから共産党員に脱退を強要していたことをあげ、「(民社党=当時=一党支持の)労組とともに共産党員を敵視し、他の従業員が同党員や同調者となることを抑制することを労務政策の一つとしていた」と断定。伊藤さんから研究職を取り上げたり、宮崎さんの浜松駐在への転勤は本社から切り離すことが目的だったとして、「共産党および同党員を嫌悪し、共産党員に対する差別意思をもっていた」と認定。二人が二十五年以上昇格していないことについて「共産党員であることを理由に他の従業員よりも低い評価をし、賃金面でも低い処遇を行った」と指摘し、信条等を理由に差別的な扱いを禁止している労働基準法三条に違反すると断罪しました。

 判決後、伊藤さんは「いまでも他の労働者と切り離され、新聞の切りぬきが仕事です。職場内外の支援、期待が大きな力となった」と話し、宮崎さんは「ずっと会社の外に置かれてきた。早く差別を是正してもらいたい」と訴えました。


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