日本共産党

2003年5月9日(金)「しんぶん赤旗」

公明党のでっち上げ事件許さない

不当逮捕で「会」結成

東京・北区


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「公明党のでっちあげを許すな」と報告する本田正則区議=8日、東京・北区

 東京都北区議選で公明党の大島実区議の事実を偽る「告発」をもとに滝野川警察署が公職選挙法違反(自由妨害罪)で不当逮捕した男性(66)が東京地検に送検された八日、支援者らが「公明党のでっち上げ事件を許さない会」を結成し報告集会を開きました。

 公明党側は、男性が四月二十四日、大島区議候補(当時)の選挙運動用自動車の進行を妨げ、マイクを奪いとろうとし、左胸を小突くなどして暴行を加えたなどと同署に告発。しかし、目撃者によると、男性は大島氏が「共産党は乳幼児医療無料化を実現したと言っているのはウソツキだ」と宣伝したことに「ウソツキ」の根拠を示すよう求めただけでした。

 集会では、城北法律事務所の小沢年樹弁護士が「男性は完全黙秘を貫いている。『公明新聞』が報じる告発の事実関係はない。検事に早期釈放・不起訴を要求してきた」と報告、参加者が発言しました。

 加藤登喜栄さん(77)は「大島氏の団地内での宣伝は、大音量をあげ『共産党はウソツキ』を繰り返すだけで、政策や公約は一言もなかった」といいます。

 読書会などで男性を良く知る外山宏次さん(66)は「やさしく、もめ事があると自分が犠牲になって人の和を保つようにつとめる人です」と人柄を話します。仕事帰りで駆けつけた女性(50)は「公明党は『共産党が事件を起こした』と触れ回っていた。わざわざ狙って事件をつくりあげたのだろう」と語気を強めました。

 日本共産党の本田正則区議は「乳幼児医療無料化は、一九九三年から五回の陳情に、すべて賛成したのは日本共産党だけだった。政策を訴えるのではなく、他党をひぼう中傷するでっち上げは許せない」と決意を語りました。


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