日本共産党

2003年4月27日(日)「しんぶん赤旗」

真実を明かせない公明新聞の“苦心”

所沢・法定ビラ配布妨害


 埼玉県所沢市で法定ビラ配布中の日本共産党員に「公明党」を名乗る男が「法定ビラの配布は公選法違反」といいがかりをつけ、暴行傷害をくわえた事件で、公明新聞二十六日付は、加害者を被害者に仕立て上げようとする三度目の記事を掲載しています。

 この事件は今月、埼玉県所沢市で日本共産党の県議選法定ビラを配布していた党員に、「公明党」を名乗る「宮島省治」氏が「違反だ」などとつきまとい、法定ビラを奪い、暴行傷害を加えたもの。「被害者を加害者にデッチ上げ」ようとする公明新聞が今回、「その何よりの証左」として新たにもちだしてきたのが「『赤旗』13日付記事で、男性側が110番通報したことを自ら認めていることだ」というものです。

 ところが、「宮島」氏の一一〇番通報できた警察官は、法定ビラ配布を妨害している当の「宮島」氏に「法定ビラ配布は問題ない」といっているのです。これだけでも合法的な法定ビラ配布活動を一一〇番通報まで使って妨害しようとした公明党の卑劣なやり方は明白です。だから公明新聞記事は、一一〇番通報したところまではふれるのですが、その結果やってきた警察官が現場でどうしたのかには口をつぐんでいるのです。

 選挙妨害のために一一〇番通報するというやり方は、各地の公明党の常とう手段です。“一一〇番通報をした方が被害者”などという常識は、この党には全然あてはまりません。

 三回にわたる公明新聞記事の中身は、「宮島」氏が公明党や創価学会とどういうかかわりをもっているのか、事件現場で、「宮島」氏は警察官になんといわれたのかなど、真実を明らかにするうえでの核心には一切ふれていません。公明新聞がどんなに苦心しても、事実をかくしきることはできません。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp