日本共産党

2003年4月26日(土)「しんぶん赤旗」

千葉・神奈川 候補者にエアガン発砲

連続ポスター荒らし 徳島


 愛知・一宮市

 愛知県一宮市議選挙(定数三十六、立候補四十五人)で、日本共産党は小島たかし(66)、いたくら正文(45)、尾関むねお(60)=以上現=、鈴木みゆき(40)=新=の四候補が一議席増をめざして奮闘しています。

 日本共産党四、現有確保の公明党四、保守系無所属三十七が立候補。公明党などオール与党陣営は、唯一の野党、共産党の全員当選を阻止しようと攻撃を集中し、公営掲示板の党候補ポスターが刃物で切られ、「しんぶん赤旗」の置き場として借りている家の玄関に、動物のものと思われる血痕がかけられるなど嫌がらせが続発しています。

 新人の鈴木候補の地元、同市千秋町の党と後援会は「卑劣な嫌がらせに負けてなるものか」と奮起。二十五日朝、雨の中をビラ配布に飛び出す人、電話で訴える人などで熱気いっぱいでした。

 電話をかけつづける男性(56)は「公明党などオール与党は、市民のiバス(市内循環バス)要求を議会で反対してつぶしました。日本共産党は市民の願いを力に繰り返し提案し、市を動かし一コース二路線ですが実現しました」と語り、懸命に支持を訴えていました。

 お昼に遊説から帰ってきた鈴木候補も、昼食もそこそこに受話器を握り、支持を訴えました。

口頭で告発

 二十四日午後四時四十五分ごろ、神奈川県横須賀市小矢部三丁目で演説していた日本共産党の大村ようこ市議候補=新=が、二十代の男に「うるさい」とエアガンで威嚇されたうえ、演説を途中で打ち切り、立ち去ろうとする候補者カーに弾丸を発射される事件がおきました。

 大村選挙事務所はただちに横須賀警察署に口頭で告発。同日夜、事務所役員の立ち会いで警察官が現場を確認し、男の行方を捜すことを言明しました。事件後、大村候補は「卑劣な行為は許されない」と怒り、正々堂々と平和と暮らし、福祉を守る政策を訴えました。

看板など盗難も

 千葉県市川市で二十四日午後四時ころ、日本共産党の、にへい忠良市議候補が市内新田で候補者カーを止めて街頭演説中、何者かが候補者に向けてエアガンを発砲、数発が、にへい候補の足などに当たる事件が起こりました。また、八日市場市内では同日未明、日本共産党の田村明美市議候補の候補者カーの看板とスピーカーが何者かに持ち去られる事件が発生しました。

 党市川浦安地区委員会は二十五日、市川警察署と市選管に犯人の氏名不詳のまま告発。八日市場市の田村候補事務所も同日、市選管に告発しました。

 エアガンの弾は、もし目に当たれば失明の恐れもある危険なもの。両事件とも常軌を逸した許しがたい犯罪行為です。党支部や後援会はただちに反撃ビラや街頭宣伝、ハンドマイク宣伝などで反撃、全力で有権者への訴えを強めています。

県警に申入れ

 徳島市議選をめぐり、公営掲示板(同市上八万)の日本共産党候補者ポスターが連日はがされている問題で、日本共産党徳島県委員会(山本茂喜委員長)は二十五日、徳島県警に対し、自由妨害罪にあたる明確な犯罪として厳正に対応し、再発防止の有効な手段をとるよう申し入れました。県警は「連続で同一地域に発生する特異、異常な状態である」との認識を示し、「周辺について、警戒、警らの強化をしている」とのべました。

 その後、申し入れを行った日本共産党の古田元則書記長と久保孝之常任委員が県庁で記者会見し、報告しました。

 ポスターは告示翌日の二十一日に八カ所すべてで二候補がはがされて以降、二十五日までの五日間で、のべ二十六枚がはがされています。

「民報」12月号外コピー配られる

東京・小平、かく乱か

 二十五日、東京都小平市内の数カ所で、選挙中に配布できない候補者の顔写真と名前が入った「小平民報」十二月号外ビラのコピーが大量にまかれました。

 まかれたものは、紙の質・インクの色からも何者かが増刷したことは明らかです。

 日本共産党北多摩東部地区委員会の望月利晃副委員長と渡辺今朝夫・小平市議は同日、小平市選挙管理委員会に緊急に申し入れを行い、日本共産党を陥れることを狙ったかく乱行動であり、選挙管理委員会として厳正な対応を求めました。

 応対した市川亨利事務局長は「これはかく乱ですね」「この情報を警察に伝えるようにしたい」とのべました。

 北多摩東部地区委員会と後援会は、卑劣な謀略に怒りを燃やし、四人全員当選を必ずと決意を固めています。

公明党推薦人に勝手に名前使用

埼玉・大井町

 埼玉県大井町議選挙で、公明党候補の選挙はがきの推薦人に勝手に名前が使われたとして二人の町民が怒っています。

 日本共産党を支持している女性の家に二十四日、公明党現職の能登務候補の選挙はがきが届きました。

 よく見ると、「私からもお願いします」という欄に、日ごろ親しくしている隣人の名前が手書きであり、びっくり。

 女性がはがきを持って隣人を訪ね、「あなたは公明党を応援しているの」と尋ねたところ、隣人は「私のところにもあなたが公明党候補の推薦人になっているはがきが来ている」との返事で、二度びっくりしました。

 二人とも公明党候補を推薦したことも、まして選挙はがきを書いた事実もなく、本人が知らない間に推薦人にでっち上げられていたのです。

 なりふりかまわない公明党のやり口に二人とも心底怒っています。


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