2003年4月20日(日)「しんぶん赤旗」
いっせい地方選挙後半戦の告示(二十日)を前に、全国各地で候補者個人への誹謗(ひぼう)・中傷を含めた卑劣な日本共産党攻撃が、違法な謀略ビラの配布や謀略電話、街頭でのハンドマイク演説、口コミなどあらゆる手段で行われています。
公明党は前半戦以上に、民医連(全日本民主医療機関連合会)病院の医療事故・事件や、北朝鮮への帰国事業問題を使ってデマと悪口をふりまいています。
十七日から十九日にかけて全国各地で「公明ニュース」「公明党総支部ニュース」が配られました。「共産系・民医連病院の不祥事・事件が国会などで取り上げられています」「共産党は拉致問題の棚上げを図り、解決を妨害した党です」などの大見出しを掲げたものです。
日本共産党は医療事故・事件を使った攻撃に対しては再発防止に努力する病院を支えるのが政治・政党の役目であることを明らかにしつつ、「選挙の争点と関係なく、国民みんなが胸を痛めている問題で他党を中傷するのは、まともな政党のやることではありません」と反撃。北朝鮮問題でも、拉致問題解決に真剣にとりくみ、北朝鮮の国際的無法を厳しく批判してきた党の姿を示して、人道問題を党略でもてあそぶ公明党の態度を厳しく批判しています。
一方で、出所を隠した謀略ビラもまかれています。石川県七尾市では「『白旗』の会」なる名を使い、問答形式で「少数議席の日本共産党に、実績なんかつくれませんヨ。それはすべて他党の実績のパクリなんですから!」と攻撃。
東京・新宿区では、日本共産党区議団が地下鉄のエレベーター、エスカレーターの設置計画を明らかにさせたビラを配布した後に、「その計画はない」と書いたビラが党区議事務所の電話番号を掲載してまかれる悪質な謀略も行われています。
「実績横取り」うんぬんというのは、公明党が各地で宣伝しているものと同じ内容です。
新宿区では、「まったくのデマで明らかな公選法違反。住民の願いをもてあそぶ謀略は許されません」と、ビラや演説で反撃しています。
見過ごせないのは、姿を隠したまま、日本共産党候補への個人攻撃を強めていることです。
福島では党県議候補の配偶者の名前を語り、深夜に電話をかけて日本共産党へのダメージを与える犯罪まがいの行為も行われました。
党候補がPTA役員をしていることをとらえて、「PTAで業者と癒着している」と事実無根のデマを流す(大阪・枚方市)ことをはじめ、家族の病気や離婚などプライバシーに関することをねじまげて攻撃する手口もあります。
こうした個人攻撃や誹謗中傷は、公明党などが「共産党落とし」を狙う激戦の選挙区で行われているのが特徴です。
前半戦では、法定ビラを配布していた共産党員に「公明党」と名乗る男が「違反」などといいがかりをつけ暴行(埼玉・所沢市)、何者かが候補者カーにエアガンの弾丸を撃ち込む(神奈川・川崎市)など暴力的事件もありました。
日本共産党支部や後援会は、反共攻撃のためには手段を選ばない卑劣で非人間的なやり方にたいして「選挙を汚す反民主主義的な犯罪行為だ」と、きぜんと反撃しています。