日本共産党

2003年4月17日(木)「しんぶん赤旗」

怒りと勇気で流れ変えよう

米俳優・監督 ティム・ロビンス氏が訴え


 【ワシントン15日坂口明】映画「ショーシャンクの空に」「デッドマン・ウォーキング」などで知られる米俳優・監督ティム・ロビンス氏が十五日ワシントンで講演し、「狂気」の戦争熱が横行する米国で一人ひとりの市民が怒り、勇気を出して声を上げ、「流れを変えよう」と訴えました。

 ロビンス氏は、9・11対米同時テロ後にブッシュ大統領が「米国の味方でない者は敵だ」と演説してアフガニスタン空爆を開始して以来、米国内で自由な発言、異論の表明が抑えつけられていると告発。

 ▽ラジオのトークショーが著名な反戦活動家の殺害を呼びかけた▽イラク市民を含む戦争犠牲者への黙とうを予定していた学内のイベントが理事会に中止された▽有名な中年のロック歌手に反戦集会での発言を依頼したらコンサート後援企業からの反撃が怖いからと断ってきた―などの事例が全米をおおっていると指摘しました。

 また反戦の意思表示をした妻の女優スーザン・サランドンさんと自分自身も「国賊」呼ばわりされ、十三歳の息子も脅迫めいた仕打ちを受けたことを紹介。こうした空気のなか、多くの国民が戦争に反対しながら口を閉ざしていると述べました。

 反戦連合「戦争なき勝利」(WWW)のアンドリュース事務局長(元民主党下院議員)は同じ会合で、ブッシュ政権が「潜在的脅威に対する予防戦争」を国際関係の「新たな規範」にし、それをイラクで「試験走行」させた後、イランやシリアに拡大しようとしていると警告。米国を「世界の警察官」だけでなく「世界の軍事独裁者」にしようとするブッシュ・ドクトリンを「イラクで葬るため全力を尽くすべきだ」と呼びかけました。

 WWWは、米フレンズ奉仕委員会、全国有色人種向上協会(NAACP)、民主党に近いピース・アクションやシエラ・クラブなど四十団体が昨年秋に結成した新しい反戦連合です。


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