日本共産党

2003年4月11日(金)「しんぶん赤旗」

北部侵攻へ空爆つづく

赤十字職員、銃撃受け死亡


 【カイロ10日小泉大介】イラクを侵略する米軍は十日までに首都バグダッドをほぼ支配、フセイン政権は事実上崩壊しました。しかし市内では戦闘に巻き込まれる市民や子どもの犠牲者が増え続けています。イラク側残存部隊とアラブ人義勇兵による抵抗がつづき、十日朝には米兵一人が死亡、三十人が負傷しました。

 米軍はまたフセイン大統領の故郷で権力基盤の本拠地である北部ティクリットへの侵攻めざし空爆と地上軍による圧力を強めています。北部ではまた米軍の支援を受けたクルド人武装勢力が北部油田地帯の要衝キルクークに入りました。

 米軍部隊は九日夕、バグダッド中心部広場に立つフセイン大統領像を一部イラク住民とともに引き倒しました。米兵の一人がその直前に銅像の顔部分に星条旗をまきつけました。この模様はテレビ中継され、世界に「征服」軍の素顔を印象つけました。銅像を引き倒すイラク市民の横では「米軍は帰れ」と書かれたプラカードをもつ人の姿も見られ、市民の複雑な心情をのぞかせました。

 また赤十字国際委員会は九日、職員が車を運転中に銃撃を受け死亡したと発表しました。さらに同日には、救急車が米軍の銃撃をうけ、二人が死亡する事態も発生しています。


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