日本共産党

2003年4月8日(火)「しんぶん赤旗」

拉致問題で共産党にデマ攻撃

政治家の資格問われる石原氏


 石原慎太郎知事候補は各地の街頭演説で、北朝鮮拉致問題を持ち出して、「共産党は北朝鮮による日本人拉致問題でなにもしてこなかった」「拉致の事実が存在しないと最近まで言ってきた」などと、公明党ばりのデタラメな日本共産党攻撃を繰り返しています。

 日本共産党が一九七〇―八〇年代に相次いだ航空機爆破などの北朝鮮の国際的蛮行に、早くからもっとも厳しい批判を堂々と加え、拉致疑惑についてもいち早く政府の対応と解明への努力を求めてきたことは歴史的事実です。

 政府にはじめて北朝鮮による拉致疑惑の存在を認めさせたのは、日本共産党の橋本敦参院議員(当時)の質問(八八年三月二十六日)でした。

 その後も拉致疑惑の解明と被害家族への支援を繰り返し政府に求め、不破哲三委員長(当時)は衆院での代表質問(九九年一月、十一月)で、軍事対応一本やりで硬直していた日本政府の態度に対して、北朝鮮との間に「無条件で交渉ルートを開け」と拉致疑惑の解明にとっても重要な道理ある提案を行い、「交渉での解決」に道を開く転機となりました。

 まともな論戦を避けるばかりか、こうした事実をいっさい無視して、意図的にデタラメな攻撃を繰り返す石原氏の政治家としての資格が問われます。


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